記事: 使いやすいマザーズバッグ その2|名前編
使いやすいマザーズバッグ その2|名前編

バッグ研究家の林です。
新しいマザーズバッグの2つの型に、名前が付きました。
手提げ2WAYは「famille(ファミーユ)」、リュックは「STEP(ステップ)」です。
どちらも、私たちだけで考えた名前ではありません。
Instagramで名前を募集し、フォロワーのみなさんから届いた案の中から選びました。
今回は、なぜ名前を一緒に考えてもらったのか。
そして、たくさんの候補からこの2つを選んだ理由をお話しします。
名前を、使う人と一緒に決めたかった

KABAGでは、バッグの名前をフォロワーのみなさんに考えてもらう取り組みを、ブランドを立ち上げた頃から続けています。
バッグを作るとき、作り手の都合だけで形を決めたくない。実際に使う人の声を聞き、その声から見つかった悩みを、モノづくりで少しでも軽くしたいと考えているからです。
そこで、商品の完成だけをお知らせするのではなく、作っている途中や進み具合もInstagramでお伝えしてきました。名前を募集するのも、その一つです。
名前を考える時間から参加してもらうと、完成したバッグが、店頭に並ぶだけの「知らない商品」ではなくなります。「こんな名前はどうだろう」と考えた記憶も含めて、自分たちが一緒に作ったものに少し近づく。そんな関係を大切にしたいと思っています。
familleは「家族のため」のバッグだから

手提げ2WAYに選んだ名前は、「famille(ファミーユ)」です。フランス語で「家族」を意味します。
名付け親の@aym__0810さんは、こんな言葉を添えてくれました。
> KABAG famille フランス語で家族って意味です。ママだけじゃなくてパパもみんなで使えるバックだなって思ったので選びました!
「マザーズバッグ」というカテゴリー名は付いていますが、使う人をママだけに限定したいわけではありません。パパが持つ日もあれば、家族で荷物を分けて持つ日もあります。
おむつや着替え、飲みものを入れるバッグは、子どもと出かける家族みんなのための道具です。その立ち位置を、まっすぐ表してくれる名前だと感じました。
STEPは「親も子どもと一緒に育つ」から
リュックに選んだ名前は、「STEP(ステップ)」です。
名付け親の@atarusyoさんから届いたのは、こんな案でした。
【 KABAG STEP 二階建てなのでステップ。育児もステップアップしながら進むなぁと思いまして。】

リュックの上下2層という構造と、子育ての時間。その2つを「STEP」という一言でつないでくれたことに、驚きました。
子育ては、親が子どもを育てるだけではなく、親も子どもから教えてもらいながら進んでいく時間なのだと思います。昨日できなかったことが、今日は一つできるようになる。うまくいかない日も含めて、家族で一段ずつ進んでいく。
バッグの構造だけでなく、使う時間まで想像できる。前向きで、この商品に合った名前だと思い、選びました。
お礼を伝えたら、journeyの名付け親でした
familleの案をくれた@aym__0810さんへお礼を伝えたところ、もう一つ驚いたことがありました。以前発売した「KABAG journey」の名前も考えてくれた方だったのです。
journeyの名前を募集したときには、「旅を直訳しただけです!笑 でもTripとかtravelより意味的にこれかなって思いました」とコメントを寄せてくれました。今回も名前が採用されたことを喜んでくださり、私もとてもうれしくなりました。
一度きりではなく、普段から発信を見て、そのたびに商品づくりへ参加してくれている。そのことへの感謝と同時に、いただいた声にきちんと応えていかなければ、という気持ちになりました。
【写真:journeyの名前募集投稿とKABAG journey】
選ばなかった名前にも、ありがとう

今回の募集では、「バディ」「KABAG with BABY」をはじめ、たくさんの名前が集まりました。
どの名前にも、使う場面や家族への思いが込められていました。正直に言うと、よい案が多く、どれを選ぶか決めるまでにはかなり時間がかかりました。
KABAGのチームで一つひとつ読み、商品に込めた考えや、これから使われる場面と照らし合わせながら検討しました。選んだ2案だけでなく、名前を考えてくれた時間そのものが、今回の商品づくりの一部です。
応募してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
「使いやすいマザーズバッグ」という言葉に込めたこと

新しい2つのバッグには、「子どもを見たまま、荷物を取り出しやすくする」ための工夫があります。ただ、どれか一つの機能だけを取り上げて、このバッグを説明したいとは思いませんでした。
目指したのは、荷物を出し入れする小さな手間を減らし、子どもと過ごす時間へ目を向けやすくすることです。玄関で着替えを探すときも、公園で飲みものを取り出すときも、バッグに気を取られる時間が少し短くなれば、その分、目の前の子どもを見ていられます。
だからこそ、一つの機能を表す言葉ではなく、バッグを使う人や、その先にある家族の時間まで表せる名前を選びました。
familleとSTEP。みなさんのおかげで、それぞれのバッグにふさわしい名前が決まりました。
これからも、完成したものを一方的に届けるのではなく、使う人の声を聞きながら、一緒に作るモノづくりを続けていきます。気づいたことや、「こんな工夫があったらいいな」ということがあれば、ぜひコメントで教えてください。
次回は、収納の話です。あえて小分けにしない理由と、実際に荷物を入れた様子をご紹介します。
[その1|開発のきっかけ編](https://kabag.jp/blogs/column/mothers-bag-development-story-01)
[マザーズバッグの選び方](https://kabag.jp/blogs/column/how-to-chose-mother-bag)






