カバみたいに大きく開く。カバ + バッグ = KABAG

マザーズバッグの失敗しない選び方!プロとママが教えるポイント5選+α

マザーズバッグの失敗しない選び方

「マザーズバッグって、本当に必要? 大きめのバッグじゃダメなの?」
「持ってるけどなんとなく使いづらい…。どんなマザーズバッグがいいの?」
「失敗はしたくないけど、毎日時間もないし、体調的にあれこれ調べるのが苦痛…」

雑誌などの出産準備リストにも挙がっている「マザーズバッグ」ですが、どんな形や機能のものを選べばいいのか、いろいろな種類がたくさんあって迷ってしまいますよね。

そこでこの記事では、

・クラウドファンディングでマザーズバッグを作ったときから集めているデータ
・マザーズバッグのモニターさん(先輩ママ、現役ママたち)からの意見

などを元にして、マザーズバッグを選ぶ時にチェックしたいポイントをまとめました。

それぞれ「なぜそれが必要か?」も説明していますので、「自分にとっての『後悔しないマザーズバッグ』とは?」という視点を持って、読んでみてくださいね。記事を読み終える頃には、「どんなマザーズバッグを選べばいいの?」という悩みを解決できているはずです。

※この記事は、「ありそうでなかった、あったらいいな」を具現化するバッグ研究家が監修しています。

目次

マザーズバッグはこどもを育てるすべての人におすすめしたい便利アイテム

マザーズバッグは『マザー』と名前についていますが、こどもを育てるすべての人におすすめしたい便利なアイテムです。

家事や育児、時には仕事…と忙しい日々の中で、すこしでも時間や心に余裕があったらいいな、と思いませんか。
それを実現する「ちょっと気のきいたアイテム」がマザーズバッグなのです。

マザーズバッグとは?

マザーズバッグとは、こどもとお出かけするときにママやパパが使うバッグのことです。基本的には、普通のバッグにない「子育てのための工夫」がされているものをそう呼びます。

おむつや哺乳瓶、おもちゃなどのこどもに必要なものや、携帯電話や母子手帳などもスッキリ収納して持ち運べて、必要な時にはサッと取り出しやすいように設計されています。

マザーズバッグは必要?

では、普通のバッグではダメなのでしょうか。
手元に大きめのバッグがあるからそれを使いたい、せっかくならブランドのかわいいバッグを買いたい…、いろいろ考えると思います。

ここで一度、こどもを連れて出かける場面を具体的に想像してみましょう。

・自分たちの荷物、こどもの荷物にはどんなものがある?
・こどもが生まれたらどんなところに、どんな交通手段で出かけることが多い?
・こどもはどんなふうに、誰が連れて行く?

大人だけで出かける場合と違って、こどもが一緒になると、たくさんのアイテムが必要です。

たとえば赤ちゃんなら、ミルク、哺乳瓶、おむつ、おむつ替えシート、おしり拭き、着替え、スタイなどが必要で、他に自分の荷物も持ち歩かなければなりません。
こどもが大きくなってくると少しずつ荷物が減りますが、代わりにおやつやおもちゃ、絵本などのかさばるものが加わってくるでしょう。
夏には日焼け止めや着替えが、冬はブランケットが必要かもしれません。
移動が車なら楽ですが、電車やバス、歩きの時もあるはず。

…こんなふうに考えてみると、できるだけ機能的で使いやすい専用のバッグがあると便利だと思いませんか。

マザーズバッグになら、普通のバッグには入り切らない量の荷物もスッキリとまとめられます。便利なポケットや仕切りで整とんできるので、ごちゃごちゃになったバッグの中で探し物をする時間もなくせます。

専用だから入れ替える手間も、入れ忘れる失敗もありません。ふだんはもちろん、パパとこどもがお出かけする場合にも、バッグひとつを渡せば困ることがないので、安心できますよね。

また、重くても体に負担をかけない設計になっているものが多いのも嬉しいポイントです。

プロとママによるマザーズバッグを選ぶポイント5選+α

では、実際にマザーズバッグを選ぶ時、どんなことに気をつければいいのでしょうか。

この項目では、あなたにぴったりのバッグに必要な条件は何か、具体的に考えていきましょう。

マザーズバッグ選び:基本のポイント

まずは、基本的にチェックすべきポイント5つを見ていきましょう。

トート? ショルダー? リュック? バッグのタイプ

マザーズバッグは、トート、ショルダー、リュックタイプの3つが主流です。
それぞれにどんな特徴があるかを見てみましょう。

メリットデメリット
トート・荷物を取り出しやすい ・持ったり下ろしたりが簡単・片方の肩や腕に負担がかかる ・片方の腕はほとんど使えない ・肩からずり落ちやすい
ショルダー・荷物を取り出しやすい ・両手フリー・片方の肩に負担がかかる ・だっこした赤ちゃんの顔にベルトがかかることがある
リュック・両肩でしっかりホールド ・両手フリー・荷物の出し入れがしにくい ・抱っこひもとリュックの肩ひもが重なる ・着脱に手間がかかる*1

こどもの成長に合わせて、「使いやすいバッグ」のタイプは変わってくるとも考えられます。

(注*1:肩ひもに着脱を簡単にするバックルがついているものもあります。)

「なで肩だから、トートバッグはすぐにずり落ちて面倒…」

「走りまわりこどもを追いかける時かがむから、ショルダーだとすぐに前に下がってきて重い…」

容量、軽さ、そして耐久性

次に確認したいのは、「容量・軽さ・耐久性」です。

とにかく荷物が多いのですが(容量)、バッグそのものが重いとたくさん入れられませんし(軽さ)、すぐに破れたり壊れたりすると困りますよね(耐久性)。

容量は、リッター数や内部の寸法を参考に選ぶといいでしょう。緩衝材などの厚みによって、内部が狭くなっているバッグもあります。

軽さは、バッグの布地の素材でかなり変化します。たとえば、ナイロンやポリエステルは軽くて丈夫ですし、水分が染み込みにくく乾きやすい特徴があるので、雨の日も安心して使えるオススメの素材です。

耐久性は、布地自体の丈夫さも大切ですが、たくさんのモノを入れたり、その出し入れも頻繁なので、全体の縫製はもちろん、ファスナー・ベルト・バックルなどの部品の耐久性もよく確認したいところです。可能なら手に持って確認したり、実際に使っている人の口コミも参考にしましょう。

ショルダーやリュックの場合は、肩ひもに太さや厚みがしっかりあるものを選びましょう。荷物の重さを分散させてくれるので、肩への負担をかなり減らせますよ。

ママの失敗談

困った顔

「おしゃれだと思ってコットン生地のバッグにしたけど、重いしぬれるとなかなか乾かない…」

「リュックなら楽かなと思ったけど、ひもが細いから肩に食い込んで痛い…」

仕切りやポケットの位置と大きさ、数

たくさんの荷物を取り出しやすく収納するためには、仕切りやポケットの位置や大きさ、数はとても大切です。
バッグの中でモノが迷子にならないこと、必要なときにすぐ取り出せることは、時間だけでなく、心の余裕も作ってくれます。

まずは持ち物をリストアップして、それをしまえるポケットがついているかどうか、位置やサイズを確認しましょう。

同時に、ポケットの形状にも注目して見てみるといいですよ。口にゴムがついていれば入れたものをホールドしてくれますし、ファスナーがついていれば中身は飛び出さず、メッシュなら何が入っているかひと目でわかります。

リュックの場合には、背中側に長サイフが入るくらいのポケットがあるものを選ぶととても便利です。「防犯ポケット」という名称で呼ばれることが多いこのポケットには、よく使う貴重品(財布やスマホ、鍵など)をしまっておきます。必要なときにリュックを背負ったまま出し入れできるので、安全ですしストレスもありません。

ただし、メインの収納ゾーンとつながっていたり、取り出し位置が使いにくい場合もあるので、よく確認してから購入しましょう。

ママの失敗談
「ランキングで人気のマザーズバッグを買ったけど、内側にポケットが全然ついてなくて、中身がぐちゃぐちゃになっちゃう…」
「防犯ポケットがいいなと思って買ったけど、右利きなのに左側からしか取り出せない…」
「背面ファスナーがリュックの中とつながってて、お財布だけ出し入れとかできない…」

大きく開けてファスナー式のメイン開閉口

どのタイプのバッグでも、メイン収納の開閉口が大きく開くものを選びましょう。
ガバッと開けば出し入れしやすいですし、ひと目で中身を確認できるので、必要なモノがすぐに見つかります。

また、ファスナーがついていることも重要です。
好奇心いっぱいのこどもが中の荷物を取り出してしまうことを防ぎますし、移動中や施設内での盗難にも備えられます。使いやすさのためには、「Wファスナー(逆開ファスナー)」という引き手(スライダー)が2つあるものがオススメです。

ママの失敗談
「バッグの口が小さいから、中身を何個か取り出さないと必要なモノが出せない…」
「出先でちょっと目を離したら、こどもが荷物をどんどん出して遊び始めちゃった…」

服装や持つ人を選ばないデザイン

『マザーズバッグ』ということで、女性向けにかわいらしいデザインのものもたくさん出ていますよね。リボンがついていたり、優しい雰囲気のものなどもあって、すてきです。

ただ、ユニセックスなデザインのバッグなら、パパも持ちやすいのではないでしょうか。みんなでお出かけする時や、パパとこどもだけで遊びに行く時、ひと目でそれとはわからないようなバッグは、おしゃれに敏感なパパも使いやすいと思います。

自分の好みや普段着に合うことはもちろん、パパ、おじいちゃん、おばあちゃんも持てるデザインにしておくと、中身を移し替えたりせずに、みんなでそのバッグを共有できるのでとても便利ですよね。

ママの失敗談

「荷物が増えた時、パパにも持ってほしいのに、かわいすぎる柄を嫌がって持ってくれない…」

マザーズバッグ選び:基本のポイント まとめ

ここまで5つが基本的にチェックすべきポイントです。

これは、多くのママが買った後に不満を感じたポイントでもあります。
もし今ピンと来なくても、失敗しないために、一度は自分に当てはめてチェックしてみてくださいね。

マザーズバッグ選び:あると便利な機能

ここからは簡単に、「あると便利な機能」をまとめます。
あなたにとって必要かどうか、チェックしてみてくださいね。

2WAY、3WAY

手に提げたり、肩にかけたり、背負ったり。
一つでいろいろなタイプになるバッグなら、シチュエーションに合わせて持ち方を変えられるのでとても便利です。

移動距離やお出かけ先に合わせたり、こどもの抱き方や成長に合わせて持ち方を変えられるので、いろいろなシーンで長く使えるバッグになるでしょう。

保冷・保温できるスペースやポケット

お弁当やジュース、ミルクなど、衛生的に美味しいままで持ち運べる機能があれば、お出かけはいっそう楽しくなります。保冷バッグを別に用意しなくてもよいので、手荷物も減らせますよね。

はっ水・防水加工

はっ水や防水加工がしてあれば、突然の雨にも慌てずにすみますし、うっかり飲み物をこぼしても安心です。

ナイロンやポリエステルは水が染み込みにくく乾きやすい特徴があるので、特に「はっ水・防水」と書いてなくてもある程度は大丈夫かもしれませんが、心配なら市販のスプレーをかけておくのもいいでしょう。
ただし、ムラになったり正しいはっ水効果が得られなかったりするので、商品の説明欄の手順をよく読んで、正しい使い方をしてくださいね。

また、大きめの防水ポケットもあると便利かもしれません。ぬらしたタオルやこぼれそうな飲み物も、直接出し入れできるので手軽です。

メイン収納とは完全に別になったスペース

メインの収納とは完全に分かれているスペースがあれば、使用済みのおむつやこどもの靴などの汚れ物と、お弁当など口に入れるものを分けて入れることができるので、衛生的で安心です。

マザーズバッグ選び:あると便利な機能 まとめ

人によっては必要かもしれない機能は、他にもいろいろありますよね。

たとえば

・ノートPC収納や充電用のUSBポートがついたマザーズバッグ
・簡易のベビーベッドに早変わりするマザーズバッグ

なども人気があります。

ちょっと変わった機能が必要な場合は、探せばあるかもしれませんので、諦めずに調べてみましょう。

マザーズバッグの失敗しない選び方 まとめ

この記事では、マザーズバッグの失敗しない選び方をまとめました。

基本的なチェックポイントは、以下の5つです。

失敗しない!マザーズバッグの選び方:基本5選

①バッグのタイプ
②容量、軽さ、耐久性
③仕切りやポケットの位置と大きさ、数
④大きく開けてファスナー式のメイン開閉口
⑤服装や持つ人を選ばないデザイン

まずはこの5つのポイントをチェックしてください。
そのあとで、あったら便利だと思う機能を追加していきましょう。
そして「あなたの理想のマザーズバッグ」が頭の中で決まったら、その条件を満たしたバッグを見つけて、長く使い続けていただけたら…と願っています。

なぜなら、マザーズバッグはただのバッグではなく、思い出を彩る存在だと考えるからです。

子育てをする日々は忙しくて、身体にも心にも、余裕がないことが多いと思います。
それでもいつか、「幼いこどもと過ごした時間は、二度と戻らない愛おしいものだった」と振り返る日が来るでしょう。その思い出の日々に、いつも同じマザーズバッグが寄り添っていたら、と想像してみてください。

あなたがひとりで、あるいはみんなで一緒に振り返る記憶も、より鮮やかなものになると思いませんか。

この記事を参考にして、「あなたにとって便利で使いやすい、そして長く愛用できるマザーズバッグ」を探してみてくださいね。

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マザーズバッグの失敗しない選び方

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